こんにちは。たけひとです。
VOO(S&P500インデックス)もしくはVTI(全米株式インデックス)というスタイルだとグロース無配株と配当株が混在して比率をコントロールができないため、VIGとQQQという組み合わせを考えてみました。
1.各ETFの特徴
VIGは増配重視のどちらかというとバリュー寄りな大型株中心のETF、QQQは無配ありのグロース寄りなETF(金融除く)です。つまり「配当ありきのETF」と「配当なしを含むETF」を分離した構成です。
VIGはVYM(配当重視)に置き換えることも検討しましたが、リーマンショック時のボラティリティが高めだったことを踏まえると、VYMは考察から外しました。
2.提案
VIGを軸にしてQQQを混ぜる。ボラティリティの許容度によって割合を変えるとよいかと思いますが、組入比率を
VIG90%
QQQ10%
*リセッション後はQQQの割合を引き上げるなどのコントロールが可能
くらいにしておくとQQQのボラティリティの高さを抑えることができそうです。
QQQを組み入れる理由ですが技術革新への期待です。
VIGは10年以上連続増配しないと組み入れ条件から外れてしまうのとテクノロジーの比率がそこまで高くないことが私には気がかりであり、技術革新を起こす企業はアメリカに限らずNasdaq100に組み入れられる、すでに組入されていると考えています。
しかしながら技術革新はどの企業が起こすのかわからず、勝ち組がころころ変わっている歴史を踏まえるとQQQの組み入れがベターな選択と考えました。
それぞれETFの特徴として
VIG/QQQともにMSFT(マイクロソフト)が上位に含まれている。
VIGはV(ビザ)が上位に含まれている。
QQQはGAFAが上位に含まれている。
SaaS:WDAY(ワークデイ)も含まれている。
決済:PYPL(ペイパル)も含まれている。
SBUX(スターバックス)も含まれている。
アメリカ企業だけではない、JD(JD.com)なども含まれている。
VIG/QQQともにMA(マスターカード)が含まれていない。
といったところでしょうか。
経費率は
VIG:0.06%
QQQ:0.20%
です。低コストです。
3.VIGの組入比率
以下、VIGの組み入れ上位です。もはやこのまま何とか10種にしても問題なさそうです。
銘柄 |
1 マイクロソフト |
2 ビザ |
3 プロクターアンドギャンブル |
4 ウォルマート |
5 ジョンソン&ジョンソン |
6 コムキャスト |
7 マクドナルド |
8 アボットラボラトリーズ |
9 ユニオンパシフィックコーポレーション |
10 ユナイテッドテクノロジーズ |
2019年4月30日現在 |
4.まとめ
VIGは私のポートフォリオ内では3番目、QQQについては投資信託(iFreeNEXT Nasdaq100 Index)を継続しています。資産形成時には大きなリターンを狙いがちです。無理なくリスクを取るのであれば、QQQのようなETFも組み入れてみることに一石を投じてみました。