こんにちは、たけひとです。
人生100年時代と呼ばれるなか「70歳定年まで働かなければならない」という思考回路に陥らないために今からできそうな行動とは何でしょうか。
健康寿命とは
平均寿命とは別に健康寿命と呼ばれるものがあります。日常生活において支障のない健康な期間を指す言葉であり、厚生労働省の資料(2016)によると健康寿命の平均は
男:72.14歳
女:74.79歳
となっています。
【高年齢者雇用安定法】70歳定年の努力義務
一般的な企業では定年退職は60歳、その後は再雇用によって5年程度働くことができるなどの待遇があるのではないかと思われます。
つまり男性が60歳に定年を迎えても、残り12年が健康的な生活を送ることができる公算となります。この12年が長いかどうかはその人次第であり、短いと感じる人のほうが多いのではないでしょうか?
しかし、2021年に施行された【高年齢者雇用安定法】では「70歳までの就労機会確保を企業の努力義務とする」とされており、なんと!70歳まで働けます。
これを真に受けて定年まで働く必要なんてないし、働く期間は自由に選択できるものだと思った人は、節約している、投資をしている、相当な稼ぎがある、もしくは親からの贈与など一定の資産があるかただと思われます。
稼ぐ力と投資
稼ぐ力とは、いろいろあるかと思いますが、今後先細りしない産業に席を置くことが一つの近道ではないでしょうか。例えば、IT(AI、Eコマース、エンタメ、フィンテック、ロボット)、医療はこの先も有望だと思っています。日本の場合は商社も有望です。
株価をみてもわかるとおり、VGT(テクノロジー)やVHT(ヘルスケア)のリターンはS&P500と比較しても遜色なく(上回っている)実績を残しているからです。
そして稼いだお金の多くを投資に回すこと。ideco、積み立てNISA、クレカ決済(楽天・SBI証券など)を活用することが最も最適ではないでしょうか。
投資については人それぞれですが、私はインデックス投資派です。リスク資産の7割以上をVTI(全米インデックス)において、あとの3割もVTIにおく、もしくは成長分野(ITもしくは医療分野を中心)のETFに投資するくらいがよいのではないかと思っています。年に数回リバランスして放置です。(株好きな人はこれが難しい)
投資に回さない現金比率も人それぞれです。独身かつ定期収入のあるかたであれば、生活防衛ライン(生活費の3か月)くらいを残して投資に回してもそこまで問題はないはずですが、株価が下落したときに耐えられるかどうか考えたほうがよさそうです。
一般的にVTI(全米インデックス)のリターンに勝ち続けることは難しく、全米だけでは不安なかたは全世界を選んでいます。過去のリターンは米国優勢ですが、将来のことは誰にもわかりません。
まとめ
70歳定年まで会社に居続けますか?
男性の場合、健康寿命はたった2年ですよ。しかも若い年齢のほうが頭の回転が速く、年齢を重ねるにつれて衰えは感じるものです。
将来を見据えて、若いうちから何かしらに行動を起こすべきであり、稼ぐ力・固定費の削減・投資は手段になり得ます。この3つは有力な手段であり、なにもしないよりは行動を起こしたほうがよさそうです。始めるのであれば、若いうちのほうがいいです。失敗しても取返しがつきますから。投資の中で失敗の少ない手段は全米や全世界インデックスの長期投資です。定年よりも早く退職して、自分の時間を別なことに使いたい人は何かしら行動を起こしてみてはいかがでしょうか。