こんにちは、たけひとです。
前回のブログ更新から4か月、多少なりにも毎日アクセスもあり大変ありがたく思っています。
どうやらSPYDの記事にアクセスがあるようでして(汗)
「もうSPYDはありません。損失を確定させました。」
700万円を溶かし、暴落時に購入したQQQの益出しにより相殺、そして新興国にも投資する戦略に舵を切りました。本来は損失を来年以降に繰り延べすればいいのですが、今年のうちに整理したい気持ちが勝りました。
XSOEについて
今回購入したXSOE(ウィズダムツリー新興国株ニューエコノミーファンド)について軽く説明します。
XSOEの特徴は国有(発行済株式の20%を政府が保有する)企業を除くことで、市場本来の利益を追求する民間企業だけに絞った投資ができるというスマートベータな戦略を掲げています。
アリババ、テンセント、美団(中国)、TSMC(台湾)、サムスン電子(韓国)、ナスパーズ(南アフリカ)などが上位に組み込まれています。名だたるテック企業ですね。
国別の割合は、中国が36.58%と最も多く、韓国、台湾、インド、南アフリカと続きます。(2020/12/4現在)
過去のリターン
2015年から現在までの比較です。
(portfoliovisualizer.comより)
青がXSOE、赤がVOO、黄色がVWO
VOO>XSOE>VWO
XSOEの設定年から起算するとVOOに全く歯が立ちません。VWOよりアウトパフォームしていることはわかります。
2020年の年初から現在までの比較です
XSOE>VOO>VWO
直近の1年はVOOを上回っています。
次に年間ごとのリターンです。
2017年にも新興国が強い時期があります。但し2018年は新興国は冴えない展開となっています。米中の貿易摩擦が激化したのもこの頃です。そして米国金利も上昇もあり、新興国において苦しい年であったことが伺えます。2019年以降は持ち直しているように見えます。
まとめ
直近の1年だけを切り取ってみるとVOOよりアウトパフォームした事実は残るものの、今後も同じ傾向が続くかどうかはわかりません。2018年に米国は中国へ関税圧力をかけたことは事実でありながらも、新興国株がここまでのリターンを上げている点は目を見張るものもあります。
ここ10年の米国株の成長は凄まじく、QQQの構成銘柄(GAFAM)をみても死角はなさそうです。一方、アジアのテクノロジー企業の成長が新興国株ETFを下支えしていることも間違いなさそうです。米国金利が上昇に転じた際の動きは気になるところはありますが、ポートフォリオの10~15%を新興国に捧げます。