たけひとのおひとりさま投資戦略

収入を米国株ETFに投資するブログ

FIREについて考える3つのステップ

 

こんにちは。たけひとです。

最近の株価下落によりFIREという言葉は以前ほど聞こえてこない状況ですが、FIREを目指している方向けに3つのステップをまとめてみました。

 

FIREとは

FIREとは、経済的自立と早期退職を目標とする米国から始まったライフスタイルであり、特にミレニアム世代(1980年代から1990年代生まれ)から人気が高まったとされています。

 

FI(経済的自立)とは

経済的自立とは、生涯の支出を賄うのに十分な不労所得を得ることです。

経済的自立の達成には2つの条件が必要と考えています。

  • 生活費の25年分を蓄える
  • 投資により資産の4%以上の利回りを確保する

 

最近、このような記事をみかけたのですが、記事のタイトルが『「FIRE」した1000人に聞いた~』となっています。

news.mynavi.jp

 

このタイトルに若干違和感を覚えました。

 

なぜかというと、リタイア時の総資産2,000万円未満の割合が42.2%ということ。

これはFI(経済的自立)といえるのでしょうか?少なくとも前述の条件には合致しないように思われます。

 

最近では、サイドFIREと呼ばれる『配当金などの不労所得』に『自分のペースで働く仕事』を組み合わせる(例えば100万円の配当収入と200万円の勤労収入を得る)考え方も確立されていて、一概に言えないことも理解しています。記事のアンケート対象者もサイドFIREが含まれていそうです。

 

FIREを目指すには

収入と貯蓄率が大切とされています。一例として、サラリーマンであれば給与のいい会社に入社して貯蓄(手取りを貯蓄に回す)率をあげることです。

 

  • 給与の高い職種を選ぶ
  • 年収が高い会社に就職する
  • 貯蓄率を高める
  • 毎月の収入を投資に回す(主流はインデックス投資)

 

伝えたいことは、現実逃避したらFIREは難しいということです。20代から30代のうちに社会からの評価を得て、いかに稼いで投資に回すことができたかが重要です。


経済的自由に必要な資産はいくら?

一人暮らし及びDINKSの平均生活費(2021年)を最低ラインとして算出しています。『生活水準は人によって異なる点』や『年金の受給を考慮に入れていない点』は留意が必要です。

 

最低ライン

必要な生活費

独身  15万円/月 180万円/年

DINKS 25万円/月 300万円/年

必要な資産

独身 180万円*25年間=4,500万円

DINKS  300万円*25年間=7,500万円

標準ライン

必要な生活費

独身  20万円/月 240万円/年

DINKS 30万円/月 360万円/年

必要な資産

独身 240万円*25年間=6,000万円

DINKS  360万円*25年間=9,000万円

目標ライン

必要な生活費

独身  25万円/月 300万円/年

DINKS 35万円/月 420万円/年

必要な資産

独身 300万円*25年間=7,500万円

DINKS  420万円*25年間=10,500万円

(参考)独身「最低ライン4,500万円」の資産を作るには

大学を卒業して45歳に4,500万円を達成

  • 投資期間:23年間
  • 毎月の積み立て額:8万円
  • リターン:6%
  • 資産:47,380,116円

 

FI(経済的自由)は『やりたくない仕事をやらなくていい権利』

FIを達成すれば、『いつでもRE(退職できる)権利』を得たことになります。この権利を行使するのであれば、

  • やりたいことリストを作ること
  • 社会とのつながりはどう維持するか?

 ※お金になること、ならないことは関係なし

など、可能であれば、今後の人生においてやりたいことが見つけたほうがいいと思っています。

まとめ:FIREについて3つのステップ

以下、FIREについて3つのステップをまとめます。

FIの達成条件として、まずは

  • 年間支出の25倍の資産
  • 年4%以上の運用益をもたらす投資

が必要。そのためには

  • 収入を増やす
  • 貯蓄率を上げる
  • 投資を行う(主流はインデックス投資)

RE(退職)できる権利を行使するのであれば

  • 退職前にやりたいことを決めておいたほうがよい
  • 社会のつながりを大切にする
  • 資産の取り崩し(資産の4%以内)