こんにちは。たけひとです。
サブスクリプションとは「定期的に利用料金を支払う」ビジネスモデル。対して買い切りは所有する、つまり「物を永続的に保有する」ビジネスモデル。現代社会では、サブスクリプションこそがワイドモートの礎と言っても過言ではなさそうです。
主なサブスクリプションサービスとして
・クラウドプラットフォームの提供サービス
・音楽配信ストリーミングサービス
・動画配信サービス
・配送料の定額サービス
・オフィスソフトの定額サービス
などが挙げられます。
連想する米国企業は「アマゾン」「アップル」「ネットフリックス」「グーグル」「マイクロソフト」「アドビシステムズ」が思い浮かびます。どのサービスも常にサービス自体が改良されていて顧客との間にウィンウィンな関係が築かれています。「改良されている」ということが最も重要であり良質なコンテンツが保てない限りビジネスモデルは成功しません。
サブスクリプションは収益が安定して手に入るため企業のキャッシュフローが一変する可能性を秘めています。かつてはマイクロソフトのオフィスソフト「Office」も買い切りモデルが一般的でしたが「Office365」のクラウド製品が登場し、サブスクリプション型に切り替えたことで安定した収益をあげることに成功しています。そしてクラウド(Azure)戦略に舵を切ったことで、ますます輝きを増しています。
ところがこのサブスクリプションにあやかって単に定期販売をするだけのサービスが後が立たないのも事実です。サービスが改良がされて良質なコンテンツを提供できなければウィンウィンな関係が築くことができず、顧客は離れていきます。
今は「物を買うより、サービスを利用する時代」です。サブスクリプションによりワイドモートを築ける企業こそが投資対象となるのは自然なことです。
ワイドモートな世界を創出したサービスは値上げもできるという観点も忘れてはいけません。サービスを利用している企業(消費者)は、簡単には他の製品へ移ることができません。特に主要クラウドプラットフォーム(アマゾン「AWS」・マイクロソフト「Azure」・グーグル「Google Platform」)に構築したシステムを他のプラットフォームに移行するには莫大な時間とコストがかかります。
各社のプラットフォームサービスは仕様が異なっており、同じように動作するかわからないといった要因も挙げれます。
サブスクリプションは業績を一変させる起爆剤であり、アメリカ企業の成長に大きく寄与しています。第4次産業革命(ITを駆使した分析)は上述のような企業が先導して行われることから米国株の将来は明るいと予想します。