こんにちは、たけひとです。
話題のFIRE(30代もしくは40代の経済的自由による早期退職)について考えてみました。FIREの前提として年間支出の25年分が必要といわれています。つまり年400万円の支出であれば1億円が必要ということになります。
1.S&P500の投資だけでFIREできるのか?
S&P500の積み立てだけで1億円超えた日本人を私は知りません。過去のデータでは長期投資により実現可能ですが、毎月5万円を積み立て年7%のリターンと仮定しても37年程度かかります。達成時には約60歳です。5000万円の通過点も28年目程度かかる。これだけではFIREは厳しいといわざるを得ないでしょう。
2.投資だけでは不確実性が高い
投資だけの戦略は不確実です。やはり収入がものを言います。収入の高い会社に就職することが近道です。これだけで可能性がアップします。
私は生涯独身なので実現できませんが、夫婦共働きにより収入を増やすことも近道です。
3.出費を減らす
家と車。これが人生においての最大の出費だと思います。
持ち家は投資。購入後、住み続けたのちに高く売れれば問題はなさそうですが、必ずしも流動性は高いとは言えません。購入すると身動きは取りずらい。住宅ローン減税による恩恵などあるので購入するひとは多いが、新築はプレミアム価格付き、中古は仲介手数料と何かと素人が手を出しても問題のなさそうな物件は判別がつきません。
車の必要がない地域に住んだ場合、レンタルで十分です。私は30代までは自家用車を持っていました。車にかけた費用は軽く1000万円は超えていたと思います。それだけ税金やら駐車料、高速道路代などのコスト高いということです。人生を楽しむといった意味では車は重要ですが、FIREを目指すのであれば住宅以上に考えたほうがよさそうです。
4.リタイアの意義
リタイアして何がしたいのか、初めからそんなことを考える必要はないのではと思う。なぜなら経済的自由の達成がみえたときに考えればいいのであって、今は仕事に集中すべきでしょう。
達成がみえてきたとき、今の仕事を続けるのか、週3回程度の簡易仕事など責任の重みが少ない仕事に切り替えるのか、好きな仕事が見つかって転職するのか、起業するのか、完全リタイアするのか決めればいいのではないでしょうか。お金があることで選択肢が増えたことに違いないのだから・・・